カットソー縫製工場と縫製工場についてcuthouseifactory
カットソー縫製工場の株式会社東商秋田工場では、カットソー商品をサンプルから手掛けることができるほか、裁断➡縫製➡洗い➡仕上げの各工程を一貫して行うことができるカットソー縫製工場になります。縫製工場というのは、各素材やアイテムごとに縫製できる商品が異なり、縫製工場だからと言って何でも縫えるわけではありません。その為カットソー縫製工場だからわかるカットソー縫製工場の仕事内容や、その他アイテム別縫製工場の種類についてご説明させていただきます。弊社はカットソー縫製工場でありながら資材手配やパターン作成などもおこなっておりますので、お客様のご都合に合わせてお気軽にリクエスト、ご相談ください。
縫製工場とは、洋服(衣類)を縫う工場だけが縫製工場と総称して言われていますが、実は、縫製工場とは洋服(衣類)だけでなく、布の状態から1から作り上げる作業(衣類・ぬいぐるみなど)そのものを本職とし工場化(複数人のメンバーで)行う工場を縫製工場といいます。また、縫製工場によってはパターン(型紙)を作成することから、裁断、縫製、仕上げ、出荷を一貫して行える工場も多くあります。株式会社東商の自社縫製工場でも一貫工場しての機能の他に
製品洗い工程も工場施設内で行えるよう導入しております。
国内、海外には多数の縫製工場が存在しますが、国内外の縫製工場に関係なく共通の悩み、問題を抱えています。それは人材不足です。現在(2017年)になってから他業種でも人材不足が騒がれていますが、縫製工場の人材不足は10年以上前から始まっており、その人材不足の手立ての1つとして国内の縫製工場では外国人技能実習生度が海外の縫製工場では地方人材(仕事が少ない田舎)からの出稼ぎの雇い入れです。但しそれぞれの対策も頭打ちとなってきており、双方共に優秀な人材、長期間縫製工場の仕事に携わる人材がいなくなってきており、中には、廃業をする縫製工場、生産率が悪く倒産する縫製工場が世界で増えております。また、そのような事態だからこそ後継ぎがいない縫製工場も多く、10年後には現在の半数程度まで縫製工場が激減する可能性があり今後の縫製業界そのものが危ぶまれています。
縫製工場には、各縫製工場が得意と掲げる商品名、素材名を付け運営をしています。
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カットソー縫製工場(2)
布帛縫製工場(3)
ポロシャツ縫製工場(4)
パンツ縫製工場(5)
シャツ縫製工場(6)
スーツ縫製工場などです。
このわかれている理由は3つあり、1つ目はもちろん得意なのでお客様の喜ぶ商品を提供できる。自信があります。という意味です。2つ目の理由は、ミシンや縫製工場の設備が縫う商品よって異なるということ。3つ目の理由が、縫製するアイテムにより工程数が異なるため、そのアイテムに最適な人材数が違うということです。
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カットソー縫製工場の縫製アイテム
カットソー縫製工場で縫製するアイテムは
カットソー生地で縫製する物で、一般的にP/O・ワンピース・Tシャツ・トレーナー・パーカー・ボトルネックのTシャツ・キャミソールなどです。
(2)
布帛縫製工場で縫製するアイテム
布帛縫製工場では、カットソー縫製工場で縫製しているアイテムの
布帛生地を使用している商品の他に、台シャツなどがあります。
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ポロシャツ縫製工場で縫製するアイテム
ポロシャツ工場は、年間通してポロシャツを主に縫うポロシャツ専門縫製工場です。ミシンや設備はカットソー縫製工場と似ている部分がありますが、ポロの前立て部分の縫製や衿部分の縫製にたけています。
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パンツ縫製工場で縫製するアイテム
パンツ縫製工場では、パンツ商品全般を縫製する縫製工場となり、工程数の多さから人数が多い、または、
立ちミシンなどが多く利用されております。
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シャツ縫製工場で縫製するアイテム
シャツ縫製工場では、ビジネスの場で着るワイシャツや、柄シャツをメインで縫製しています。
シャツ工場には、シャツ襟や袖口部分を裁断す際に使用する型枠がサイズごとに用意されており、縫製に使用するミシンなどの設備もカットソーやパンツ工場とは異なった設備にを備えております。
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スーツ縫製工場で縫製するアイテム
スーツ縫製工場では、リクルートスーツなどビジネスの場で使用されるスーツやラフなファッションで言うならば、ジャケット(JKT)・ジャケットに合わせて履くパンツなどになります。
4:縫製工場によってなぜ縫うアイテムが違うのか? 縫製工場に寄って縫製するアイテムが異なる理由はいくつかありますが、得意とするアイテムを縫うことによってお客様に安心と、低価格で供給できること。縫製するアイテムによって縫製工場の設備(ミシンや裁断機械)などが異なること。縫製するアイテムによって縫製するスタッフの人数が異なるため、人数調整が難しいことなどがあげられます。
現在の縫製工場に求められている役割は年々増えてきています。例えば20年前までは品質より生産量の生産でしたが、10年前より生産量より品質になり、現在に至っては品質+生産量+生産スピード+納期管理と4拍子が最低限必要となり、この他に付加価値として縫製以外に何が一貫してできるのか?(例:プリント、刺繍、
製品洗い)など個々の強さが求められています。この4拍子+αをどの工程にするかも、今後の時代に合った選択が必要となり、あまり価値のない付加価値を選択してしまうと運営が大変になってしまう、減価償却ができないなどの障害も生じることとなってしまうのです。